59才の女性が初診した。昨年10月から右膝が痛くなった、段々とひどくなり近医を受診するとレントゲン写真を撮って軟骨が磨り減っていると言われた。通院していてもひどく痛むようになってきて寝ていても痛い、ひきずって歩くようになってしまった。仕方なく遠いけど以前にお祖母ちゃんの介助で来たことのある当院へ来たという。これは軟骨は関係なく、ただ疲れが溜まっているだけですよと言いながら触っていると、さわって治るんですかとと不審そうに言う。今治していますからと言ってもう少し触っていた。立ってしゃがんでもらうと少し痛くなくなったような気がするという。ハッキリしないので向かいのビルの階段を登って降りてをしてもらうと登りでは痛くなくて下りはちょっと痛いという。待合室で走ってもらうと嬉しそうにダッシュする、メチャクチャ若々しく走る、ニコニコしている。手でさわると治るんですかと聞くので、僕はさわると治るんですと答えた。朝は足をひきずって歩いていたんですよという。数ヶ月間お気の毒様でした。